干支60種類とは、十干と十二支を陰陽がそろうものどうしで組み合わせた、甲子(きのえね)から癸亥(みずのとい)までの60通りのことです。四柱推命で性格を見るときは、生まれ年ではなく主に生まれた日の干支(日干支)を使います。この記事では60種類それぞれの性格の目安を、十干の象徴・干と支の五行の関係・十二運という決まった規則から当サイトが組み立てて一覧にしました。
自分の日干支は、下の計算ツールか2026年干支カレンダー(日干支の早見表)で調べられます。生まれ年の十二支12種で見る性格は干支でわかる性格一覧(十二支12種)で扱っています。なお、干支で性格が分かるという根拠は、研究では確かめられていません。一覧は自分を振り返る読み物として使ってください。
- ●甲子〜癸亥の60種類それぞれの五行の関係・十二運・性格の目安
- ●生年月日から自分の六十干支(日干支)を出す計算ツールと手計算の式
- ●性格の目安を組み立てた3つの規則(十干の象徴・五行の関係・十二運)
- ●「最強」「強運」と呼ばれる干支を、誰が何を根拠に言っているか
- ●2026年の丙午と、1966年・2026年の出生数(厚生労働省の統計)
干支60種類の性格一覧|甲子〜癸亥を生まれた日の干支で見る
60種類の性格は、日干の性質に、干と支の五行の関係と十二運の勢いを重ねた目安として、5つの表にまとめました。
自分が何番の干支か分からないときは、先に次の節の計算ツールで生年月日から出してから、該当する表を見てください。十干と十二支それぞれの意味は十干十二支の意味で確かめられます。
一覧の読み方
表は日干の五行ごとに5つに分け、番号は甲子を1とする六十干支の順番、性格の目安は3つの規則をつないだ文です。
読みは精選版日本国語大辞典の表記(乙丑=きのとうし)にそろえました。国立天文台暦計算室の用語解説のように、弟(陰)の十干のあとに「の」を入れて「きのとのうし」と読む書き方もあります。
性格の目安の1文目は十干の象徴(当サイトの干支カレンダーにある日干の表のイメージをもとにした言葉)、2文目は干と支の五行の関係、3文目は十二運の段階から当サイトが当てた言葉です。他のサイトの鑑定文を写したものではなく、どの干支にも同じ規則を当てています。占い師が命式全体を見て書く鑑定文とは違い、日柱の2字だけから出した大まかな目安です。
木の日干(甲・乙)の12干支
甲と乙を日干に持つ12干支は、まっすぐ伸びる大木と、しなやかな草花の性質を土台に読みます。
| 番号 | 干支(読み) | 干と支の五行 | 十二運 | 当サイトの読み(性格の目安) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 甲子(きのえね) | 木と水:支が干を生む | 沐浴 | まっすぐ筋を通す。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。好奇心と気分の波が加わる |
| 2 | 乙丑(きのとうし) | 木と土:干が支を剋す | 衰 | しなやかで粘り強い。周りを動かして物事を形にする。経験を生かす落ち着きが加わる |
| 11 | 甲戌(きのえいぬ) | 木と土:干が支を剋す | 養 | まっすぐ筋を通す。周りを動かして物事を形にする。人に守られて育つ穏やかさが加わる |
| 12 | 乙亥(きのとい) | 木と水:支が干を生む | 死 | しなやかで粘り強い。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。静かな探究心が加わる |
| 21 | 甲申(きのえさる) | 木と金:支が干を剋す | 絶 | まっすぐ筋を通す。足元に緊張があり、自分を律する。切り替えの早さが加わる |
| 22 | 乙酉(きのととり) | 木と金:支が干を剋す | 絶 | しなやかで粘り強い。足元に緊張があり、自分を律する。切り替えの早さが加わる |
| 31 | 甲午(きのえうま) | 木と火:干が支を生む | 死 | まっすぐ筋を通す。自分の力を人や表現へ注ぐ。静かな探究心が加わる |
| 32 | 乙未(きのとひつじ) | 木と土:干が支を剋す | 養 | しなやかで粘り強い。周りを動かして物事を形にする。人に守られて育つ穏やかさが加わる |
| 41 | 甲辰(きのえたつ) | 木と土:干が支を剋す | 衰 | まっすぐ筋を通す。周りを動かして物事を形にする。経験を生かす落ち着きが加わる |
| 42 | 乙巳(きのとみ) | 木と火:干が支を生む | 沐浴 | しなやかで粘り強い。自分の力を人や表現へ注ぐ。好奇心と気分の波が加わる |
| 51 | 甲寅(きのえとら) | 木と木:比和 | 建禄 | まっすぐ筋を通す。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。自分の足で立つ堅実さが加わる |
| 52 | 乙卯(きのとう) | 木と木:比和 | 建禄 | しなやかで粘り強い。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。自分の足で立つ堅実さが加わる |
木の日干の干支は、支が水(子・亥)なら木を育てる関係、支が火(午・巳)なら木の力を外へ出す関係になります。
火の日干(丙・丁)の12干支
丙と丁を日干に持つ12干支は、あまねく照らす太陽と、手元を照らす灯火の性質を土台に読みます。
| 番号 | 干支(読み) | 干と支の五行 | 十二運 | 当サイトの読み(性格の目安) |
|---|---|---|---|---|
| 3 | 丙寅(ひのえとら) | 火と木:支が干を生む | 長生 | 明るく開けっぴろげ。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。素直に伸びる勢いが加わる |
| 4 | 丁卯(ひのとう) | 火と木:支が干を生む | 病 | 内に熱を秘めて細やか。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。感受性と想像力が加わる |
| 13 | 丙子(ひのえね) | 火と水:支が干を剋す | 胎 | 明るく開けっぴろげ。足元に緊張があり、自分を律する。可能性を抱える夢見がちさが加わる |
| 14 | 丁丑(ひのとうし) | 火と土:干が支を生む | 墓 | 内に熱を秘めて細やか。自分の力を人や表現へ注ぐ。ため込むこだわりが加わる |
| 23 | 丙戌(ひのえいぬ) | 火と土:干が支を生む | 墓 | 明るく開けっぴろげ。自分の力を人や表現へ注ぐ。ため込むこだわりが加わる |
| 24 | 丁亥(ひのとい) | 火と水:支が干を剋す | 胎 | 内に熱を秘めて細やか。足元に緊張があり、自分を律する。可能性を抱える夢見がちさが加わる |
| 33 | 丙申(ひのえさる) | 火と金:干が支を剋す | 病 | 明るく開けっぴろげ。周りを動かして物事を形にする。感受性と想像力が加わる |
| 34 | 丁酉(ひのととり) | 火と金:干が支を剋す | 長生 | 内に熱を秘めて細やか。周りを動かして物事を形にする。素直に伸びる勢いが加わる |
| 43 | 丙午(ひのえうま) | 火と火:比和 | 帝旺 | 明るく開けっぴろげ。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。最も強い勢いと我の強さが加わる |
| 44 | 丁未(ひのとひつじ) | 火と土:干が支を生む | 冠帯 | 内に熱を秘めて細やか。自分の力を人や表現へ注ぐ。人前に立つ意欲が加わる |
| 53 | 丙辰(ひのえたつ) | 火と土:干が支を生む | 冠帯 | 明るく開けっぴろげ。自分の力を人や表現へ注ぐ。人前に立つ意欲が加わる |
| 54 | 丁巳(ひのとみ) | 火と火:比和 | 帝旺 | 内に熱を秘めて細やか。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。最も強い勢いと我の強さが加わる |
2026年の年の干支である丙午(43番)は、この表に入ります。
土の日干(戊・己)の12干支
戊と己を日干に持つ12干支は、動かない山と、作物を育てる田畑の土の性質を土台に読みます。
| 番号 | 干支(読み) | 干と支の五行 | 十二運 | 当サイトの読み(性格の目安) |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 戊辰(つちのえたつ) | 土と土:比和 | 冠帯 | どっしり構えて動じにくい。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。人前に立つ意欲が加わる |
| 6 | 己巳(つちのとみ) | 土と火:支が干を生む | 帝旺 | 面倒見がよく育て上手。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。最も強い勢いと我の強さが加わる |
| 15 | 戊寅(つちのえとら) | 土と木:支が干を剋す | 長生 | どっしり構えて動じにくい。足元に緊張があり、自分を律する。素直に伸びる勢いが加わる |
| 16 | 己卯(つちのとう) | 土と木:支が干を剋す | 病 | 面倒見がよく育て上手。足元に緊張があり、自分を律する。感受性と想像力が加わる |
| 25 | 戊子(つちのえね) | 土と水:干が支を剋す | 胎 | どっしり構えて動じにくい。周りを動かして物事を形にする。可能性を抱える夢見がちさが加わる |
| 26 | 己丑(つちのとうし) | 土と土:比和 | 墓 | 面倒見がよく育て上手。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。ため込むこだわりが加わる |
| 35 | 戊戌(つちのえいぬ) | 土と土:比和 | 墓 | どっしり構えて動じにくい。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。ため込むこだわりが加わる |
| 36 | 己亥(つちのとい) | 土と水:干が支を剋す | 胎 | 面倒見がよく育て上手。周りを動かして物事を形にする。可能性を抱える夢見がちさが加わる |
| 45 | 戊申(つちのえさる) | 土と金:干が支を生む | 病 | どっしり構えて動じにくい。自分の力を人や表現へ注ぐ。感受性と想像力が加わる |
| 46 | 己酉(つちのととり) | 土と金:干が支を生む | 長生 | 面倒見がよく育て上手。自分の力を人や表現へ注ぐ。素直に伸びる勢いが加わる |
| 55 | 戊午(つちのえうま) | 土と火:支が干を生む | 帝旺 | どっしり構えて動じにくい。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。最も強い勢いと我の強さが加わる |
| 56 | 己未(つちのとひつじ) | 土と土:比和 | 冠帯 | 面倒見がよく育て上手。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。人前に立つ意欲が加わる |
土の日干の干支には、戊辰・戊戌・己丑・己未のように支も土になる「同じ五行」の組み合わせが4つあり、60種類の中で五行が最も多く重なるグループです。
金の日干(庚・辛)の12干支
庚と辛を日干に持つ12干支は、鍛えられた刃物と、磨かれた宝石の性質を土台に読みます。
| 番号 | 干支(読み) | 干と支の五行 | 十二運 | 当サイトの読み(性格の目安) |
|---|---|---|---|---|
| 7 | 庚午(かのえうま) | 金と火:支が干を剋す | 沐浴 | 決断が早く白黒をつける。足元に緊張があり、自分を律する。好奇心と気分の波が加わる |
| 8 | 辛未(かのとひつじ) | 金と土:支が干を生む | 衰 | 繊細で美意識が高い。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。経験を生かす落ち着きが加わる |
| 17 | 庚辰(かのえたつ) | 金と土:支が干を生む | 養 | 決断が早く白黒をつける。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。人に守られて育つ穏やかさが加わる |
| 18 | 辛巳(かのとみ) | 金と火:支が干を剋す | 死 | 繊細で美意識が高い。足元に緊張があり、自分を律する。静かな探究心が加わる |
| 27 | 庚寅(かのえとら) | 金と木:干が支を剋す | 絶 | 決断が早く白黒をつける。周りを動かして物事を形にする。切り替えの早さが加わる |
| 28 | 辛卯(かのとう) | 金と木:干が支を剋す | 絶 | 繊細で美意識が高い。周りを動かして物事を形にする。切り替えの早さが加わる |
| 37 | 庚子(かのえね) | 金と水:干が支を生む | 死 | 決断が早く白黒をつける。自分の力を人や表現へ注ぐ。静かな探究心が加わる |
| 38 | 辛丑(かのとうし) | 金と土:支が干を生む | 養 | 繊細で美意識が高い。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。人に守られて育つ穏やかさが加わる |
| 47 | 庚戌(かのえいぬ) | 金と土:支が干を生む | 衰 | 決断が早く白黒をつける。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。経験を生かす落ち着きが加わる |
| 48 | 辛亥(かのとい) | 金と水:干が支を生む | 沐浴 | 繊細で美意識が高い。自分の力を人や表現へ注ぐ。好奇心と気分の波が加わる |
| 57 | 庚申(かのえさる) | 金と金:比和 | 建禄 | 決断が早く白黒をつける。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。自分の足で立つ堅実さが加わる |
| 58 | 辛酉(かのととり) | 金と金:比和 | 建禄 | 繊細で美意識が高い。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。自分の足で立つ堅実さが加わる |
金の日干の干支のうち、庚辰と庚戌は、後で取り上げる「魁罡(かいごう)」にも数えられる日柱です。
水の日干(壬・癸)の12干支
壬と癸を日干に持つ12干支は、流れ続ける大河と、静かに降りそそぐ雨露の性質を土台に読みます。
| 番号 | 干支(読み) | 干と支の五行 | 十二運 | 当サイトの読み(性格の目安) |
|---|---|---|---|---|
| 9 | 壬申(みずのえさる) | 水と金:支が干を生む | 長生 | スケールが大きく自由。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。素直に伸びる勢いが加わる |
| 10 | 癸酉(みずのととり) | 水と金:支が干を生む | 病 | 静かで思慮深い。足元に支えがあり、落ち着いて力を出す。感受性と想像力が加わる |
| 19 | 壬午(みずのえうま) | 水と火:干が支を剋す | 胎 | スケールが大きく自由。周りを動かして物事を形にする。可能性を抱える夢見がちさが加わる |
| 20 | 癸未(みずのとひつじ) | 水と土:支が干を剋す | 墓 | 静かで思慮深い。足元に緊張があり、自分を律する。ため込むこだわりが加わる |
| 29 | 壬辰(みずのえたつ) | 水と土:支が干を剋す | 墓 | スケールが大きく自由。足元に緊張があり、自分を律する。ため込むこだわりが加わる |
| 30 | 癸巳(みずのとみ) | 水と火:干が支を剋す | 胎 | 静かで思慮深い。周りを動かして物事を形にする。可能性を抱える夢見がちさが加わる |
| 39 | 壬寅(みずのえとら) | 水と木:干が支を生む | 病 | スケールが大きく自由。自分の力を人や表現へ注ぐ。感受性と想像力が加わる |
| 40 | 癸卯(みずのとう) | 水と木:干が支を生む | 長生 | 静かで思慮深い。自分の力を人や表現へ注ぐ。素直に伸びる勢いが加わる |
| 49 | 壬子(みずのえね) | 水と水:比和 | 帝旺 | スケールが大きく自由。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。最も強い勢いと我の強さが加わる |
| 50 | 癸丑(みずのとうし) | 水と土:支が干を剋す | 冠帯 | 静かで思慮深い。足元に緊張があり、自分を律する。人前に立つ意欲が加わる |
| 59 | 壬戌(みずのえいぬ) | 水と土:支が干を剋す | 冠帯 | スケールが大きく自由。足元に緊張があり、自分を律する。人前に立つ意欲が加わる |
| 60 | 癸亥(みずのとい) | 水と水:比和 | 帝旺 | 静かで思慮深い。同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る。最も強い勢いと我の強さが加わる |
60番の癸亥で一巡すると、次の日は1番の甲子に戻ります。
自分の六十干支(日干支)を生年月日から調べる
自分の六十干支は、生年月日を下の計算ツールに入れるか、通日を60で割った余りから求められます。
生年月日を入れて日干支を出す
年・月・日を入れて「調べる」を押すと、生まれた日の干支と一覧の番号、性格の目安がその場で出ます。
記入例として1990年1月15日を入れると、17番の庚辰と出ます。2026年8月20日を入れると丙寅と出て、当サイトの干支カレンダーの表示と一致します。出生時刻まで入れて年柱・月柱・時柱も出したいときは、この記事の後半にある四柱推命の無料鑑定を使ってください。
手で計算する方法
手で出すときは、その日のユリウス通日に49を足して60で割り、余りに1を足した数が一覧の番号です。
ユリウス通日は、紀元前4713年1月1日から数えた通しの日数で、日付を入れると出してくれる計算サイトや表計算ソフトの関数で求められます。2000年1月1日で試すと、ユリウス通日は2451545なので、49を足した2451594を60で割ると余りは54です。54に1を足した55番は戊午なので、2000年1月1日は戊午の日です。この式は当サイトの計算ツールと同じで、1900年1月1日が甲戌になることも確かめています。
ユリウス通日が手元にないときは、その月の1日の干支の番号に「日にち−1」を足し、60を超えたら60を引く数え方もできます。月の1日の干支は干支カレンダーに載っています。
生まれ年の干支と生まれた日の干支の違い
四柱推命で見る生まれ年の干支は立春で切り替わる年の干支、生まれた日の干支は毎日1つずつ進む日の干支です。
| 項目 | 生まれ年の干支(年干支) | 生まれた日の干支(日干支) |
|---|---|---|
| 切り替わり(四柱推命の場合) | 立春(2026年は2月4日) | 毎日(暦の日付で次へ進む) |
| 一巡する長さ | 60年 | 60日 |
| 同じ干支の人 | 同じ年(立春から次の立春の前まで)に生まれた全員 | 60日に1度の同じ干支の日に生まれた人 |
| 使う占いの例 | 十二支占い(生まれ年の十二支) | 四柱推命の日柱(日干=本人) |
| 2026年生まれの例 | 立春以降はみな丙午 | 生まれた日ごとに60種類のどれか |
この記事の60種類の性格は日干支で読むので、生まれ年が同じでも、生まれた日が違えば別の干支になります。年干支の切り替わりと立春の時刻は干支カレンダーの「年柱・月柱・日柱はいつ切り替わる?」で詳しく扱っています。
60種類の性格はどう組み立てたか|五行の関係と十二運
性格の目安は、十干の象徴・干と支の五行の関係・十二運の3つを、この順に重ねて当サイトが組み立てました。
60通りになる理由
陽の十干は陽の十二支とだけ、陰の十干は陰の十二支とだけ組むため、10×12=120ではなく60通りです。
国立天文台暦計算室の用語解説は、十干の甲・丙・戊・庚・壬と十二支の子・寅・辰・午・申・戌、十干の乙・丁・己・辛・癸と十二支の丑・卯・巳・未・酉・亥が組み合わされる、と説明しています。たとえば「甲丑」や「乙子」という干支はありません。精選版日本国語大辞典も、甲子・乙丑から壬戌・癸亥まで60の組み合わせがつくられた、と書いています。
干と支の五行の5つの関係
干と支の五行の関係は、同じ五行・支が干を生む・干が支を生む・干が支を剋す・支が干を剋すの5通りで、各12干支です。
十干は木(甲乙)・火(丙丁)・土(戊己)・金(庚辛)・水(壬癸)に2つずつ割り当てられています(日本国語大辞典)。十二支は寅卯が木、巳午が火、申酉が金、亥子が水、辰戌丑未が土です。五行には、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生む「相生(そうしょう)」と、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つ「相剋(そうこく)」の関係があるとされます。
60の干支を1つずつ当てはめて数えると、5つの関係はちょうど12干支ずつに分かれました。当サイトの読み方と、当てはまる干支は次のとおりです。
| 干と支の関係 | 当サイトの読み | 当てはまる12干支 |
|---|---|---|
| 同じ五行(比和) | 同じ五行が重なり、その持ち味が濃く出る | 甲寅・乙卯・丙午・丁巳・戊辰・戊戌・己丑・己未・庚申・辛酉・壬子・癸亥 |
| 支が干を生む | 足元に支えがあり、落ち着いて力を出す | 甲子・丙寅・丁卯・己巳・辛未・壬申・癸酉・乙亥・庚辰・辛丑・庚戌・戊午 |
| 干が支を生む | 自分の力を人や表現へ注ぐ | 丁丑・丙戌・甲午・庚子・壬寅・癸卯・乙巳・丁未・戊申・己酉・辛亥・丙辰 |
| 干が支を剋す | 周りを動かして物事を形にする | 乙丑・甲戌・壬午・戊子・庚寅・辛卯・癸巳・乙未・丙申・丁酉・己亥・甲辰 |
| 支が干を剋す | 足元に緊張があり、自分を律する | 庚午・丙子・戊寅・己卯・辛巳・癸未・甲申・乙酉・丁亥・壬辰・癸丑・壬戌 |
「剋す」という字は悪い関係にも見えますが、当サイトでは良し悪しではなく、力の向きの違いとして読んでいます。
十二運は日干から見た日支の勢い
十二運は、日干の勢いを人の一生になぞらえた12段階で、日支がどの段階に当たるかを見ます。吉凶ではありません。
十二運は、甲なら亥、丙なら寅というように十干ごとに「長生」の位置が決まっていて、陽の十干は十二支の順に、陰の十干は逆の順に数えます。当サイトは戊を丙と、己を丁と同じ並びで数えていて、十二運「死」の早見表とも同じ対応です。別の並びを使うサイトや書籍では、戊・己の干支の十二運が違って出ることがあります。
| 十二運 | 当サイトの読み | 60干支のうちの数 | 当てはまる干支 |
|---|---|---|---|
| 長生 | 素直に伸びる勢い | 6 | 丙寅・壬申・戊寅・丁酉・癸卯・己酉 |
| 沐浴 | 好奇心と気分の波 | 4 | 甲子・庚午・乙巳・辛亥 |
| 冠帯 | 人前に立つ意欲 | 6 | 戊辰・丁未・癸丑・丙辰・己未・壬戌 |
| 建禄 | 自分の足で立つ堅実さ | 4 | 甲寅・乙卯・庚申・辛酉 |
| 帝旺 | 最も強い勢いと我の強さ | 6 | 己巳・丙午・壬子・丁巳・戊午・癸亥 |
| 衰 | 経験を生かす落ち着き | 4 | 乙丑・辛未・甲辰・庚戌 |
| 病 | 感受性と想像力 | 6 | 丁卯・癸酉・己卯・丙申・壬寅・戊申 |
| 死 | 静かな探究心 | 4 | 乙亥・辛巳・甲午・庚子 |
| 墓 | ため込むこだわり | 6 | 丁丑・癸未・丙戌・己丑・壬辰・戊戌 |
| 絶 | 切り替えの早さ | 4 | 甲申・乙酉・庚寅・辛卯 |
| 胎 | 可能性を抱える夢見がちさ | 6 | 丙子・壬午・丁亥・戊子・癸巳・己亥 |
| 養 | 人に守られて育つ穏やかさ | 4 | 甲戌・庚辰・乙未・辛丑 |
「死」「墓」「絶」のような名前は怖く見えますが、寿命や不運を表すものではありません。十二運の名前と意味の受け止め方は、十二運「死」とはで詳しく説明しています。
「最強」「強運」と呼ばれる干支
六十干支に決まった「最強」はなく、記事やQ&Aごとに丙午・戊午や魁罡の4干支などが別の理由で挙げられています。
上位の記事やQ&Aで名前が挙がる干支
「干支60種類性格」の検索上位5件のうち、最強と呼ぶ干支を挙げていたのは1件だけで、午・寅・辰や丙午でした。
当サイトが2026年11月5日に、検索上位の記事とQ&Aで「最強」「強運」と書かれている干支を確かめた結果です。
| 言っているところ | 挙げている干支 | 理由として書かれていること |
|---|---|---|
| superprof(検索上位5位・十二支の記事) | 午・寅・辰を「メンタル最強」、丙午を「最強の火のエネルギー」 | 丙(太陽)と午(真夏の正午)の火が重なる、逆境を乗り越える強いエネルギー |
| Yahoo!知恵袋の質問と回答 | 丙午か戊午 | 質問者と回答者の感想(根拠の説明はない) |
| 四柱推命の古典『三命通會』と、それを引く解説 | 魁罡の4つの日柱(庚辰・庚戌・壬辰・戊戌) | 特別な格を持つ日柱として扱われる |
| 検索上位のほかの4件 | 挙げていない | 60種類の性格を並べるだけで、強さの順位は付けていない |
superprofは生まれ年の十二支の話で、魁罡は生まれた日の干支の話です。どれも「この干支の人は運が強い」と確かめた結果ではありません。
帝旺に当たる6干支と魁罡の4干支
上の表で最強として挙がった丙午・戊午は十二運が帝旺に当たる6干支に入り、魁罡は4つの日柱に限られる格です。
当サイトの一覧で十二運が帝旺になるのは、丙午・戊午・壬子・丁巳・己巳・癸亥の6つです。このうち丙午・壬子・丁巳・癸亥は、干と支が同じ五行でもあり、勢いが最も濃く重なる組み合わせです。知恵袋で挙がっていた丙午と戊午は、どちらもこの帝旺の6つに入ります。ただし帝旺は勢いの強さを表す段階で、当サイトは「勢いが強い=運が良い」とは読みません。強い勢いは、我の強さや周りとのぶつかりやすさとして出ることもあるとされます。
魁罡は、明代の四柱推命の書『三命通會』が「此格有四日:庚辰、壬辰、戊戌、庚戌」と、4つの日に限るとしている格です。魁罡と日徳・日貴の条件は、持って生まれた強運の誕生日で原文とともに整理しています。
強運と言われる干支と強運の誕生日の違い
「強運の干支」は日柱の干支の組み合わせの話、「強運の誕生日」は暦の吉日や数秘術など別の占術の条件の話です。
強運と言われる干支は、帝旺や魁罡のように日柱の2字から決まります。一方で強運の誕生日として語られるのは、天赦日や一粒万倍日など暦の吉日に生まれたか、数秘術の数字が何か、といった別の条件です。同じ「強運」でも見ているものが違うので、ランキングの順位は記事ごとに合いません。自分の誕生日がどの条件に当たるかは、強運の誕生日の条件と調べ方で確かめられます。
2026年は丙午|60年に1度めぐる干支と出生数
2026年は六十干支の43番目、丙午の年で、前の丙午は1966年、その前は1906年、次は2086年です。
1906年・1966年・2026年の丙午
丙午は火の陽の丙と火の午が重なる干支で、この年に生まれた女性について迷信が語られてきました。
デジタル大辞泉は丙午について、「この年は火災が多く、また、この年に生まれた女性は気が強く、夫を食い殺すという迷信があった」と説明しています。迷信であって、根拠のある話ではありません。日本大百科全書(ニッポニカ)は、丙午にあたる1906年(明治39年)と1966年(昭和41年)は、ともに出生届が急減したと書いています。
なお、日の干支の丙午は60日に1度めぐってきます。2026年の丙午の日は、2月1日・4月2日・6月1日・7月31日・9月29日・11月28日の6回です(当サイトの計算)。丙午の日に生まれた人は、この記事の一覧では43番の丙午を見ます。
1966年の出生数
厚生労働省の人口動態統計では、1966年の出生数は136万974人で、前年の182万3,697人より約25%少ない数でした。
| 年 | 出生数(確定数・日本における日本人) | 前年との差 |
|---|---|---|
| 1965年(乙巳) | 182万3,697人 | ― |
| 1966年(丙午) | 136万974人 | 46万2,723人減(約25.4%減) |
| 1967年(丁未) | 193万5,647人 | 57万4,673人増 |
1967年には出生数が193万人台に戻っていて、1966年だけが大きくへこんでいます。中絶や出生の届け出の時期をずらした影響の分析は、干支でわかる性格一覧(十二支12種)の「1966年の丙午で出生数はどれだけ減ったか」で、国立社会保障・人口問題研究所の報告書をもとにまとめています。
2026年の速報と調査
2026年1〜8月の出生数の速報は46万4,110人で、前年同期より407人(0.1%)少なく、ほぼ前年並みです。
この数字は厚生労働省の人口動態統計速報(2026年10月23日公表)によるもので、日本における外国人、外国における日本人、前年以前に起きて届け出られた出生なども含みます。上の1966年の表は日本人だけの確定数なので、数字をそのまま並べて比べることはできません。
関西大学の吉川徹教授は、全国の20〜39歳の既婚女性約2,000人に2026年9月に調査し、丙午を知っている人は約半数で、知っている人の約4%(全体の約2%)が丙午を理由に今年の出産を望まなかったと発表しました(2026年10月28日のプレスリリース。11月7日に日本社会学会大会で発表予定)。同教授は、2026年の出生数は約67万人で前年並みと推定しています。年間の確定数が出るまでは、2026年に丙午の影響がどれだけあったかは決められません。
六十干支の性格で分かること・分からないこと
六十干支の性格は自分を振り返るきっかけにはなりますが、当たると言える根拠は研究では確かめられていません。
当たると言える根拠は確かめられていない
四柱と性格検査を比べた研究でも関係は弱く、生まれた日の干支1つと性格を比べた研究は見当たりません。
韓国の延世大学の医学雑誌(Yonsei Medical Journal、2015年)に載った研究は、成人148人の四柱(年・月・日・時の8字)を性格検査の結果と比べ、五行との関係は統計的には意味があるものの弱い(相関係数0.18〜0.29)という結果でした。当サイトの取材でも、日干支だけで性格を確かめた研究は見つかりませんでした。一覧の性格は、そう読むという占いの決まりごととして受け取ってください。
流派やサイトで読み方が変わる
同じ干支でも、十二運の数え方や性格の言葉がサイトごとに違い、性格の書き方はそろっていません。
たとえば甲子を、検索上位のある占いサイトは「穏やか」「倹約家」、別の協会のコラムは「真面目な努力家」と書いていて、どちらも理屈の説明はありません。当サイトの一覧は規則を全部書いているので、同じ規則なら誰が出しても同じ結果になります。
命式全体で見るなら
日干支は四柱推命の8字のうち2字なので、詳しく見るなら年・月・時の柱も入れた命式で読みます。
四柱推命は、生まれた年・月・日・時を4つの柱として見る占いです(デジタル大辞泉)。日干は本人を表す基準とされますが、通変星や月の柱の季節、五行の多い少ないまで見ると、同じ日干支でも読み方が変わります。下のツールで生年月日を入れると、命式をその場で出せます。
あなたの命式を鑑定しています
命式の用語や読み方の順番は、四柱推命の無料占いでひととおり確かめられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 生まれ年の干支と生まれた日の干支が同じになる人はいますか?
A. います。生まれ年の干支の年に、同じ干支の日が60日に1度めぐるので、その日に生まれた人は年と日が同じ干支です。
たとえば1966年(丙午の年)の立春以降では、2月16日・4月17日・6月16日・8月15日・10月14日・12月13日が丙午の日でした(当サイトの計算)。この日に生まれた人は、年柱も日柱も丙午です。同じ干支が2つ並ぶことの読み方はこの記事の一覧では扱っていないので、気になるときは命式全体で見てください。
Q. 23時台に生まれた場合、日干支はどちらの日になりますか?
A. 暦の上では生まれた日付の干支ですが、四柱推命では23時以降を翌日として扱う流派もあります。
迷うときは両方の日干支を一覧で見て、両方を参考にしてください。流派ごとの扱いは干支カレンダーの「23時台に生まれた人は流派で扱いが分かれる」で説明しています。
Q. 異常干支とは何ですか?
A. 一部の流派やサイトが、特別な読み方をする干支として挙げている区分で、共通の定義はありません。
検索上位の協会のコラムは13種類を異常干支として挙げていますが、何を異常干支とするかは流派で違います。当サイトの一覧では異常干支の区分は使わず、60種類すべてに同じ規則を当てています。
Q. 同じ六十干支の人とは相性がいいのですか?
A. 同じ日干支どうしの相性が良いという共通の決まりはなく、当サイトも相性を六十干支だけでは決めていません。
同じ日干支なら、性格の目安の文は同じになりますが、ほかの柱が違えば命式全体は別物です。相性を見るときは、日干どうしの五行の関係や十二支の組み合わせなど、ほかの見方も合わせてください。
Q. 2026年1月1日〜2月3日に生まれた子の年の干支は丙午ですか?
A. 四柱推命では立春の前に生まれた子の年柱は前年の乙巳で、丙午になるのは2026年2月4日の立春以降です。
十二支の年の変わり目には、1月1日・旧暦の元日・立春の3つの考え方があります(明治大学の加藤徹教授の講義資料による整理)。生まれ年の干支の切り替わりは干支でわかる性格一覧(十二支12種)の「1月1日〜節分生まれの人の干支」で確かめられます。六十干支の性格で見る日干支は、生まれた日付だけで決まり、立春の前後で変わりません。
Q. 一覧の性格が自分に当てはまらないのはなぜですか?
A. 一覧は日柱の2字だけから出した目安で、性格を決めるものではないため、当てはまらないことは自然にあります。
性格は育った環境や経験でも変わり、占いで当たると言える根拠も確かめられていません。当てはまる部分だけを自分を振り返るきっかけに使い、当てはまらない部分は気にしなくて大丈夫です。
本記事は占いに基づく読み物です。性格や運勢を保証・断定するものではありません。統計の数字は厚生労働省などの公表値で、2026年の出生数は速報値です。
まとめ
干支60種類は、陰陽のそろう十干と十二支を組んだ甲子〜癸亥の60通りで、性格は主に生まれた日の干支で読みます。
- 自分の六十干支は、計算ツールか「ユリウス通日+49を60で割った余り+1」で出せる
- 当サイトの性格の目安は、十干の象徴・干と支の五行の関係(5通り×12干支)・十二運の3つの規則で組み立てた
- 「最強」は決まっておらず、丙午・戊午などの帝旺の干支や、魁罡の4干支が理由を変えて挙げられている
- 1966年の丙午の出生数は前年より約25%少なかったが、2026年1〜8月の速報はほぼ前年並み
- 干支で性格が分かる根拠は確かめられていないので、自分を振り返る読み物として使う
参考情報
各ページは2026年11月5日に閲覧しました。
一次資料・公的資料
- 国立天文台暦計算室「こよみ用語解説 六十干支」
- 厚生労働省「人口動態統計 第1表 人口動態総覧の年次推移」
- 厚生労働省「人口動態統計速報(令和8年8月分)」
- 関西大学 吉川徹教授の丙午の調査(プレスリリース、2026年10月28日)
- 三命通會 巻六(Wikisource)
- Relations between Eastern Four Pillars Theory and Western Measures of Personality Traits(Yonsei Medical Journal、2015年)
辞書
照らし合わせた記事・Q&A(2026年11月5日に閲覧)
- 六十干支とは?60種類の性格と十干・十二支解説(cocoloni占い館 Sun)
- 四柱推命の60干支って?性格と相性・十干十二支を解説(日本メディカル心理セラピー協会)
- 干支(十二支)でわかる性格や特徴は?(superprof)
- 六十干支で最強の干支ってどれだと思いますか?(Yahoo!知恵袋)
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