0学占い(ゼロ学占い)とは、御射山宇彦(みさやま・たかひこ)さんが体系化した占いで、生年月日から「支配星(しはいせい)」という12のタイプに分けて、性格や運気の流れを読みます。もう一つの柱が、運気が12年でめぐると考える「運命グラフ」です。この記事では、支配星の調べ方から12タイプの特徴、運命グラフの見方、そしてよく混同される六星占術との違いまでを、はじめての方にもわかるようにやさしく整理します。
- ●0学占いがどんな占いで、何をもとに作られたのか
- ●「0星」「支配星」「0学星座」など紛らわしい用語の違い
- ●生年月日から支配星を調べる基本の手順と、つまずきやすい点
- ●12の支配星それぞれの性格の傾向(早見表つき)
- ●運命グラフ(12の運命周期)の見方と、混同されやすい六星占術との違い
0学占いとは?御射山宇彦が体系化した占い
まずは「0学占いがどんな占いなのか」という全体像から押さえておきましょう。名前の「0(ゼロ)」には、「0に始まり0に終わる」という運命のめぐりの考え方が込められています。
複数の占術を研究してまとめた占い
0学占いは、御射山宇彦さんが昭和期に、易や占星術など複数の占術を研究してまとめ上げたとされる占いです。運営する0学会では「さまざまな占術の集大成」「運命分析学」と位置づけています(これは0学会側の説明で、学術的に確立された科学というわけではありません)。あくまで占いの読み物として、気軽に親しむのがよいでしょう。現在は、開祖の後継者である御射山令元(みさやま・れいげん)さんが0学会の会長を務めています。
生年月日から「支配星」を出して占う
0学占いの一番の特徴は、生年月日だけで占える点です。生年月日から「運命数」という数字を出し、そこから12種類の「支配星」のどれかに分類して性格を読みます。さらに「運命グラフ」という12年の運気の波を使って、いま自分がどんな時期にいるのかを読み解きます。生まれた時刻や複雑な命式は必要としないため、占いにあまりなじみのない方でも取り組みやすいのが魅力です。
0星・支配星・0学星座の違い(まず用語を整理)
0学は似た言葉が多く、ここで混乱しやすいところです。本題に入る前に、まず4つの言葉の違いをはっきりさせておきましょう。
まず4つの用語を押さえる
0学でよく出てくる言葉を整理すると、次のようになります。
- 0星(ぜろせい)…基本となる6つの星(水王星・木王星・月王星・火王星・金王星・土王星)
- 支配星…0星をさらに陰陽で分けた12分類。性格を読む中心になるタイプ
- 0学星座…生まれ年などから見る、支配星とは別の12分類(別の指標)
- 運命期…運命グラフ上の、時間の流れを表す12の周期
このほかに「生まれの性」という分類もありますが、まずは性格を読む中心となる「支配星」と、運気の流れを表す「運命期」の2つを押さえれば十分です。この記事でも、主にこの2つを解説していきます。
6つの0星が陰陽で12支配星に分かれる
0学の土台となるのが、6つの0星です。この6つが、それぞれ陰と陽に分かれて、合計で12の支配星になります。陰陽は生まれた年で決まり、西暦の生まれ年の下一桁が偶数なら「陽」、奇数なら「陰」とされています。下の図で、6つの0星がどの支配星に分かれるかを見てみましょう。
このように、6つの0星がそれぞれ陽と陰に分かれて12の支配星になります。この12の支配星が、性格を読むときの基本タイプです。それでは、自分の支配星を実際に調べる手順を見ていきましょう。
支配星の調べ方・求め方
支配星は、生年月日から「運命数」を出し、それを表にあてはめて求めます。ここでつまずく方が多いので、手順を一つずつ確認していきましょう。
運命数を出す3ステップ
支配星は、専用の早見表を使って次の3ステップで調べます。
- 0学専用の「生年月交叉数表(早見表)」で、自分の生まれた年と月が交わる数字(交差数)を調べる
- その交差数に、自分の生まれた日を足す(合計が61以上になったら60を引き、1〜60の範囲におさめる)
- 出た「運命数」と、生まれ年が偶数か奇数かを「支配星早見表」にあてはめて、12の支配星のどれかを確定する
なお、使う早見表の作り方によっては、「交差数+生まれた日」ではなく「交差数−1+生まれた日」で計算する方式もあります。これは、交差数の側に生まれた日の分を含めているかどうかの違いによるものです。表と計算式はセットになっているので、必ず同じ早見表に対応した式を使い、別のサイトや本の表と式を混ぜないようにしましょう。
つまずきやすいポイント
よくあるつまずきが、最初に引く「交差数」を支配星だと思ってしまうことです。交差数はあくまで途中の数字で、そこに生まれた日を足して初めて「運命数」になります。また、運命数は1〜60で表す方式のほか、60を「0」と表記する早見表もあるため、その場合は0と60を同じ位置と考えます。数字が合わないと感じたら、年・月・日のどれを足すマスなのかをもう一度確認してみてください。自分で計算するのが不安なときは、生年月日を入れるだけで支配星が出る無料の占いツールを使うと確実です。
12支配星それぞれの特徴(早見表)
自分の支配星がわかったら、次はその性格の傾向を見ていきましょう。ここでは12の支配星それぞれの基本的な性格を、早見表にまとめました。
12タイプの性格 早見表
下の表は、12の支配星それぞれの基本的な性格傾向をまとめたものです。あくまで大まかな傾向なので、自分のタイプを知る入り口として読んでみてください。
| 支配星 | もとの0星 | 基本性格の傾向 |
|---|---|---|
| 水星 | 水王星(陽) | 華やかで活発、サービス精神も旺盛なタイプ |
| 氷王星 | 水王星(陰) | 社交的で柔軟、笑顔が多くムードメーカー |
| 木星 | 木王星(陽) | 知恵やアイデアに富み、器用な職人気質 |
| 海王星 | 木王星(陰) | 思慮深く堅実で、粘り強い努力家 |
| 月星 | 月王星(陽) | 心優しく包容力があり、人情に厚いタイプ |
| 魚王星 | 月王星(陰) | ひたむきで親切、協調性もあるタイプ |
| 火星 | 火王星(陽) | 信念やこだわりがあり、理想を追い求める努力家 |
| 冥王星 | 火王星(陰) | 芯が強く責任感があり、大器晩成型 |
| 金星 | 金王星(陽) | 好奇心旺盛で希望に満ち、新規開拓に突き進むタイプ |
| 小王星 | 金王星(陰) | 平和主義で平等を好み、マイペース |
| 土星 | 土王星(陽) | 常識的で真面目・几帳面、忍耐強さもある |
| 天王星 | 土王星(陰) | 繊細で感受性が強く、研究熱心で持久力もあるタイプ |
同じ0星から分かれた2つの支配星でも、陽と陰で印象が変わるのがわかります。ただし、これは性格の「入り口」にすぎません。
支配星は「傾向」を示す入り口
早見表の内容は、あくまで大まかな傾向です。実際には、同じ支配星の人でも、運命グラフのどの時期にいるかによって行動や気分は変わります。「自分は火星だからこう」と決めつけるのではなく、傾向を知ったうえで、次に説明する運命グラフと合わせて読むと、占いをより役立てやすくなります。
運命グラフ(12の運命周期)の見方
0学占いのもう一つの柱が、運気の流れを表す「運命グラフ」です。運気は12年でひとめぐりすると考え、その年ごとにテーマがあるとされています。
年運では12年で一巡する
運命グラフは、「0地点」を起点に運気が上下しながら12年でひとめぐりし、また0地点に戻る、という考え方です。1年ごとの運気(年運)では12年で一巡しますが、同じ運命期の名前が月ごとの運気(月運)などにも使われることがあります。まずは、年ごとの流れとして押さえておきましょう。下の図が、12の運命期がめぐる順番です。
図のように、運気は輪のようにめぐり、勢いのある時期も、慎重に過ごしたい時期も順番にやってきます。どの時期も一時的なものなので、いま自分がどこにいるかを知って過ごし方を調整するのが、この占いの活かし方です。次に、それぞれの運命期の意味を早見表で見てみましょう。
12の運命期の意味 早見表
各運命期の大まかな意味と、対応する季節をまとめました。0学では一般に、12の運命期を次の四季に対応させて説明されます。
| 運命期 | 季節 | 大まかな意味 |
|---|---|---|
| 0地点 | 冬 | 一つのめぐりが終わり、次の12年が始まる切り替えの節目 |
| 精算 | 冬 | これまでを整理し、区切りをつける時期 |
| 開拓 | 春 | 新しいことの種をまき始める時期 |
| 生長 | 春 | まいた種が育ち、努力が形になり始める時期 |
| 決定 | 春 | 方向性を定め、物事を決めていく時期 |
| 健康 | 夏 | 活動が活発になり、勢いが出てくる時期 |
| 人気 | 夏 | 人との縁が広がり、注目が集まりやすい時期 |
| 浮気 | 夏 | 関心があちこちに移りやすく、気持ちが定まりにくい時期 |
| 再開 | 秋 | 落ち着いて物事を仕切り直す時期 |
| 経済 | 秋 | これまでの積み重ねが実りやすい時期 |
| 充実 | 秋 | 満ち足りて、成果を味わう時期 |
| 背信 | 冬 | 変化が起きやすく、慎重に過ごしたい時期 |
早見表を手元に置いておくと、運勢本や無料占いの結果をすばやく読み解けます。ここで、多くの方が不安に感じる「0地点」と冬の時期、そして名前を誤解されやすい「浮気」について、正しい意味を確認しておきましょう。
「0地点」と冬の運命期の過ごし方
「0地点」は、「0に始まり0に終わる」という0学の中心となる節目で、一つのサイクルが終わって次の12年が始まる切り替えの時期とされます。0地点をふくむ冬の運命期(背信・0地点・精算)は、大きな勝負を急がず、慎重に足元を整えたい時期と説明されることが多い期間です。ただし、「低迷期=不幸な年」と決めつける必要はありません。変化や区切りの多い時期を、土台づくりや見直しにあてる季節、と受け止めるとよいでしょう。なお、この0地点は六星占術の「大殺界」と似た低運期として比較されることがありますが、用語も体系も異なるため、まったく同じものではありません。
また、夏の運命期にある「浮気」は、名前から不倫を連想されがちですが、恋愛上の浮気だけを意味する言葉ではありません。関心があちこちに移りやすく、気持ちが定まりにくい状態を表す運命期の名前です。いろいろなことに目が向く時期なので、あれこれ手を広げすぎず、大事なことに軸を置いて過ごすとよいとされています。
0学占いで見る相性
0学占いでは、性格や運気だけでなく、人との相性も見ることができます。相性が気になる方のために、基本的な考え方を押さえておきましょう。
単純な「良い・悪い」で決めない
0学では「運命相性」という考え方で相性を見ます。大切なのは、相性表で良くない結果が出たとしても、それだけで関係が決まるわけではない、という点です。相性は二人の付き合い方を考えるヒントであって、優劣を決めつけるものではありません。結果に一喜一憂しすぎず、「こういう傾向があるなら、こう歩み寄ろう」と前向きに使うのがおすすめです。
支配星と0学星座から読む
相性は、支配星どうしの組み合わせや、前に触れた「0学星座」を使って読むとされています。お互いの支配星の性質を知り、さらに二人の運命グラフがいまどの時期にあるかを踏まえると、付き合い方の工夫が見えてきます。生年月日から相性をもっと詳しく見てみたい方は、似た考え方を持つ六星占術の相性の見方もあわせて参考にしてみてください。
0学占いと六星占術・令翠学の違い
0学占いは、細木数子さん(現・細木かおりさん)の「六星占術」や、令翠学(れいすいがく)とよく似ているといわれ、混同されがちです。最後に、その違いを整理しておきましょう。
似ているけれど別の占い
0学占い・六星占術・令翠学は、どれも生年月日・陰陽・運気の周期を使うため、とても似て見えます。しかし、名称・分類・運営主体が異なる、それぞれ別の占いです。六星占術が0学を直接受け継いだと確認できる公式な資料はなく、その成立には別の占術家の影響があったとする説もあります。「どちらかが本物」というより、似た発想から生まれた別々の体系、ととらえるとよいでしょう。下の表で、0学占いと六星占術の主な違いをまとめました。
| 比較する点 | 0学占い | 六星占術 |
|---|---|---|
| 創始・運営 | 御射山宇彦さん/0学会 | 細木数子さん(現・細木かおりさん) |
| 基本の分類 | 6つの0星 → 12の支配星 | 6つの星人(土星人・金星人・火星人・天王星人・木星人・水星人) |
| 低運期の呼び方 | 冬の運命期(背信・0地点・精算) | 大殺界 |
| 運気の周期 | 12年でめぐる運命グラフ | 12年周期(大殺界を含む) |
| 直接の継承関係 | 一次資料では確認できない(似た発想の別体系) | 同上 |
名前や「12年周期で運気を読む」という考え方は似ていても、作った人も、星の分類も、低迷期の呼び方も異なります。似ているからこそ、自分が見ているのがどちらの占いなのかを意識しておくと、結果を正しく読み解けます。
よくある質問(FAQ)
0学占いについて、検索でよく調べられる疑問をまとめました。
Q. 0学占いは無料でできますか?
A. はい。生年月日を入れるだけで支配星や運命グラフがわかる無料の占いサイト・アプリがあります。まずは無料で自分の支配星を確かめ、もっと詳しく知りたくなったら専門の鑑定や書籍で深めるのがおすすめです。
Q. 0学占いと六星占術は同じ占いですか?
A. いいえ、別の占いです。0学占いは御射山宇彦さん(運営は0学会)、六星占術は細木数子さん(現・細木かおりさん)によるもので、星の分類や低迷期の呼び方(0学=冬の運命期/六星占術=大殺界)が異なります。似た発想を持つ別々の体系と考えてください。
Q. 支配星がうまく出せません。どうすればいいですか?
A. 早見表と計算式はセットになっているため、使う表に対応した式で計算することが大切です。最初に引く交差数はまだ支配星ではなく、そこに生まれた日を足した「運命数」から支配星を求めます。うまくいかないときは、自動計算の無料ツールを使うと確実です。
Q. 運命期の「浮気」は、浮気をする年という意味ですか?
A. いいえ。「浮気」は恋愛上の浮気だけを指す言葉ではなく、関心があちこちに移りやすく、気持ちが定まりにくい時期を表す運命期の名前です。いろいろなことに目が向く時期なので、大事なことに軸を置いて過ごすとよいとされています。
Q. 0学占いの「0地点」は六星占術の「大殺界」と同じですか?
A. 似た低運期として比較されることはありますが、用語も体系も運営主体も異なるため、同じものではありません。0地点は「0に始まり0に終わる」という0学独自の節目で、一つのめぐりの切り替えの時期とされています。
本記事は占いに基づく読み物です。結果を保証するものではなく、健康・金銭・重要な決断はご自身の判断と専門家にご相談ください。
0学占いのように、生年月日と運気の周期から占う方法はほかにもあります。似た成り立ちを持つ占いに興味が出た方は、五星三心占いとは?命数の調べ方と12タイプもあわせてどうぞ。いろいろな無料占いを試してみたい方は、占い無料ガイドから自分に合った占術を探してみてください。
