四柱神社は、長野県松本市に鎮座する「よはしらじんじゃ」で、四柱の神を祀ることから「願いごとむすびの神」として親しまれています。「しばしら」「よつばしら」と誤読されがちですが、正しくは「よはしらじんじゃ」と読みます。この記事では、読み方の由来から御朱印・御朱印帳、13種類の願串、お守り、境内の見どころ、アクセスまで、参拝前に知っておきたい情報をまとめます。
この記事でわかること
- 正しい読み方と由来:「よはしらじんじゃ」と読み、四柱の神を祀ることが名前の由来です。
- 御朱印・御朱印帳・願串の受け方:初穂料の考え方や受付時間、13種類の願串の選び方がわかります。
- 境内の見どころ:「若返りの水」や「縁結びの松」など、参拝とあわせて巡れるスポットを紹介します。
- 四柱推命の視点:命式の守護神(用神)と神社・守り神をどう考えるか、仕組みの面から解説します。
四柱神社の読み方と「願いごとむすびの神」の由来
四柱神社は長野県松本市大手に鎮座し、四柱の神を祀る「よはしらじんじゃ」と読みます。
四柱神社という名前を初めて見たとき、「しばしら」や「よつばしら」と読んでしまう方は少なくありません。漢字の見た目からそう読みたくなりますが、正しくは「よはしらじんじゃ」です。地元の松本市民の間では、親しみを込めて「神道(しんとう)さん」と呼ばれることもあり、長く地域に根づいてきた神社です。
「四柱」という名前は、祀られている神様の数に由来します。日本では古くから神様を「一柱(ひとはしら)、二柱」と「柱(はしら)」という単位で数えます。四柱神社には、その名のとおり四柱の神様が祀られているのです。
祀られているのは、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、そして天照大神(あまてらすおおみかみ)の四柱です。天之御中主神は日本神話で宇宙の始まりに最初に現れたとされる神様で、高皇産霊神・神皇産霊神とあわせて「造化三神(ぞうかさんしん)」と呼ばれます。ここに太陽の神とされる天照大神が加わっています。
これほどの神々が一社に揃って祀られる例は珍しく、四柱神社が「願いごとむすびの神」と称される理由のひとつとされています。創建は明治12年(1879年)で、現在の松本市大手に社殿が造営されました。
四柱の神々の関係を、下の図に整理しました。
Q. 四柱神社の読み方は?
A. 「よはしらじんじゃ」と読みます。「しばしら」「よつばしら」と読まれがちですが、四柱(よはしら)の神を祀ることが名前の由来です。地元では「神道(しんとう)さん」とも呼ばれます。
四柱神社のご利益|「すべての願いが叶う」とされる理由
四柱神社は、四柱の神それぞれの御神徳から、縁結びや心願成就など幅広いご利益で知られています。
「すべての願いが叶う」と言い伝えられる背景には、祀られている四柱の神の御神徳の広さがあります。高皇産霊神・神皇産霊神は「むすび(産霊)」の名のとおり、人と人、物事と物事を結びつける働きを象徴する存在とされます。天之御中主神は物事の始まり、天照大神は生命を育む恵みと結びつけて語られてきました。
このことから、四柱神社では恋愛だけでなく、仕事や人間関係、学業など、人生のさまざまな場面の「結び」を願う参拝者が多いとされています。期待されることの多い主なご利益は次のとおりです。
- 縁結び(恋愛・友人・仕事の良縁)
- 心願成就
- 商売繁盛・事業発展
- 学業成就・合格祈願
- 家内安全・健康長寿
- 厄除け・開運招福
「何を願えばよいか迷う」という方でも祈りやすいのが、四柱神社の特徴といわれます。松本城から徒歩圏内という立地もあり、観光のあわせ参りに立ち寄る方も多いようです。
Q. 四柱神社は何にご利益があるとされていますか?
A. 縁結びや心願成就を中心に、商売繁盛・学業成就・家内安全・厄除けなど幅広いご利益で知られています。四柱の神の「むすび」の御神徳から、恋愛に限らず仕事や人間関係の良縁を願う方にも参拝されています。
四柱神社の御朱印・御朱印帳と「13種類の願串」
四柱神社では、御朱印・御朱印帳と、13種類から選べる願串(ねがいぐし)を授与所で受けられます。
御朱印は、神社名と参拝日が墨書きされ、四柱神社の朱印が押された端正なデザインが特徴です。授与場所は拝殿に向かって左側の授与所で、受付時間内に直接申し込みます。
四柱神社の御朱印で特徴的なのは、初穂料が具体的な金額ではなく「お気持ちでお納めください」とされることが多い点です。一般的な神社では金額が決まっていることが多いなか、参拝者の気持ちに委ねる姿勢が珍しいといわれます。初めてで迷う場合は、神社の御朱印で一般的とされる範囲を目安にするとよいでしょう。オリジナルの御朱印帳も用意されています。御朱印帳の初穂料や御朱印の受付時間は変更されることがあるため、最新の情報は授与所・現地の掲示でご確認ください。
四柱神社で体験しておきたいのが「願串」の奉納です。願串は、願いごとを記した木の串を神前に納めるもので、選んだ願串の裏面に住所と氏名を記入し、所定の場所へ納めます。難しい作法は不要とされ、自分の言葉で素直に願いを綴ることが大切と伝えられています。
注目したいのは、願串が全部で13種類用意されている点です。願いに近いものを選ぶことで、より的確に想いを届けられると考えられています。願串の初穂料は時期により変わる場合があるため、受付でご確認ください。
| 番号 | 願串の種類 | 番号 | 願串の種類 |
|---|---|---|---|
| 1 | 心願成就 | 8 | 安産祈願 |
| 2 | 縁結び | 9 | 健康長寿 |
| 3 | 恋愛成就 | 10 | 病気平癒 |
| 4 | 家内安全 | 11 | 交通安全 |
| 5 | 商売繁盛 | 12 | 厄除開運 |
| 6 | 学業成就 | 13 | 諸願成就 |
| 7 | 合格祈願 |
どれを選ぶか迷うときは、「心願成就」や「諸願成就」を選べば幅広い願いを包括できます。目標が明確な方は「合格祈願」「商売繁盛」など具体的なものを選ぶのもよいでしょう。授与所には縁結びのお守りをはじめ、目的に合わせて選べるお守り・授与品も並びます。
Q. 御朱印の初穂料「お気持ち」とは、いくら納めればよいですか?
A. 金額が定められていないという意味で、納める額は参拝者に委ねられています。迷う場合は、神社の御朱印で一般的とされる範囲を目安にするとよいでしょう。最新の取り扱いは授与所でご確認ください。
Q. 御朱印の受付時間は何時までですか?
A. 一般的には9時から16時30分頃までとされていますが、時期により変わる場合があります。参拝の際は時間に余裕を持ち、最新の受付時間を現地の掲示でご確認ください。
境内の見どころ|若返りの水と縁結びの松
四柱神社の境内とその周辺には、参拝とあわせて巡りたい見どころが点在しています。
ひとつは、神社のそばを通る縄手通り沿いにある「若返りの水」です。飲むと若返ると言い伝えられている湧き水で、北アルプスの清らかな水に恵まれた松本ならではのスポットとして親しまれています。
もうひとつが、境内の「縁結びの松」です。二本の幹が寄り添うように結ばれた姿が縁結びの象徴とされ、恋愛だけでなく家族や友人との縁を願う方にも大切にされています。境内には招魂殿や恵比寿神社などの境内社もあり、ゆっくり巡ることで「むすび」の雰囲気を感じられるでしょう。
四柱推命の守護神・五行から考える「縁のある神社・守り神」
四柱推命では、命式で不足する五行を補う要素を用神(守護神)と呼び、参拝先や開運行動を考える際の参考にする考え方があります。
はじめに整理しておきたいのは、四柱神社の「四柱」と四柱推命の「四柱」は、語呂が同じだけで直接のつながりはないという点です。四柱神社の四柱は「四柱の神」、四柱推命の四柱は「年・月・日・時」の四つの柱を指し、由来も体系も別物です。
そのうえで、四柱推命には命式の五行(木・火・土・金・水)のバランスを見て、不足を補う五行を用神(守護神・喜神)とする考え方があります。ただし、用神の選び方は流派により異なるとされ、唯一の正解があるわけではありません。自分の用神とされる五行に沿って参拝先や色を選ぶという考え方は、民間の開運アプローチのひとつとして語られています。なお、神社の五行属性と相性を見る「繭気属性(けんきぞくせい)」のような考え方もありますが、これは四柱推命とは別体系のため、混同しないようにしましょう。いずれも運勢や吉凶を断定するものではなく、気のバランスを意識するための考え方として紹介されています。
「願いごとむすびの神」とされる四柱神社は、縁結びや心願成就を意識した参拝先のひとつとして挙げられることがあります。自分の命式の用神(守り神とされる五行)を知っておくと、こうした参拝の考え方を取り入れる際の参考になります。生年月日から自分の守護神を調べたい方は、無料で使える守護神診断もあわせてご活用ください。守護神という考え方そのものについては守護神(守り神)の意味と見方の解説で詳しく扱っています。縁結び・相性の観点は星占いで見る相性占いの記事、命式の細かな要素は四柱推命の特殊星(神殺)の解説もご参照ください。
四柱神社へのアクセスと駐車場
四柱神社は松本市の中心部に鎮座し、JR松本駅から徒歩約10分の好立地です。
電車の場合、JR松本駅のお城口から徒歩約10〜13分です。駅前の大通りを進み、縄手通り方面へ向かえば迷うことは少ないでしょう。松本城へも徒歩圏内のため、お城の観光とあわせて参拝ルートを組むのがおすすめです。車の場合は、長野自動車道・松本ICから約10〜15分です。
駐車場については、周辺に市営大手門駐車場やコインパーキングが複数あり、これらの利用が確実です。神社周辺の駐車環境は変わることがあるため、専用駐車の有無や台数は現地の案内に従ってください。所在地は長野県松本市大手3丁目3-20です。
Q. 四柱神社に駐車場はありますか?
A. 周辺に市営大手門駐車場やコインパーキングが複数あり、これらの利用が確実です。駐車環境は変わる場合があるため、専用駐車の有無や台数は現地の案内でご確認ください。
まとめ
四柱神社は、日本神話の四柱の神を祀る「よはしらじんじゃ」で、「願いごとむすびの神」として縁結びや心願成就など幅広いご利益で知られています。御朱印や13種類の願串、若返りの水や縁結びの松など、見どころも豊富です。松本城や縄手通りの散策とあわせて、正しい読み方を胸に「四柱(よはしら)」の神へ願いを届けてみてはいかがでしょうか。
